キャスト&スタッフ

渡辺真起子(母・東村佐和):1968年9月14日生まれ。東京都出身。『バカヤロー!私、怒ってます』(中島哲也監督編:88)で映画デビュー。主演作の『M/OTHER』(諏訪敦彦監督:99)がカンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を、同じく主演の『愛の予感』(小林政広監督:07)がロカルノ国際映画祭金豹賞(グランプリ)受賞。ほかにも、『殯の森』(河瀬直美監督:07)、園子温監督の『愛のむき出し』(08)や『ヒミズ』(11)、主演作の『トルソ』(山崎裕監督:09)※や『ギリギリの女たち』(小林政広監督:11)、『Playback』(三宅唱監督:12)、『おだやかな日常』(内田伸輝監督:12)など、世界的評価も高い作品や様々な個性的な監督の作品で多彩な顔を見せる。今後の公開作に『ばななとグローブとジンベエザメ』(矢城潤一監督:13)、『タリウム少女の毒殺日記』(土屋豊監督:13)、『だいじょうぶ3組』(廣木隆一監督:13)など。ドラマ出演作に「最後から二番目の恋」(12:CX)、「まほろ駅前番外地」(13:TX)など。

柳 英里紗(東村葉月):1990年4月30日、ハワイ生まれ。『金髪の草原』(犬童一心監督:99)で映画デビュー。その後も、『明日があるさ THE MOVIE』(岩本仁志監督:02)、『神童』(萩生田宏治監督:06)、『天然コケッコー』(山下敦弘監督:07)、『あしたの私のつくり方』(市川準監督:07)、『ドモ又の死』(奥秀太郎監督:07)、『三本木農業高校、馬術部』(佐々部清監督:08)、『グーグーだって猫である』(犬童一心監督:08)、主演作『そうなんだ』(水藤友基監督:09)、『婚前特急』(前田弘二監督:11)、『星守る犬』(瀧本智行監督:11)、主演作『惑星のかけら』(吉田良子監督:11)などに出演。ドラマ出演作に「エアーズロック」(12:東名阪ネット6局)など。

松原菜野花(東村呼春):1996年4月2日生まれ。10歳の頃から子役として活動を始める。映画出演作に、『母べえ』(山田洋次監督:07)、『ブタがいた教室』(前田哲監督:08)、中野量太監督の短編映画『琥珀色のキラキラ』(08)など。ドラマ出演作には、「受験の神様」(07:NTV)、「トップセールス」(08:NHK)などがある。

滝藤賢一(叔父・西森徹二):1976年11月2日生まれ。名古屋市出身。98年から07年まで無名塾に所属。映画デビュー作は『バレット・バレエ』(塚本晋也監督:98)。『陸に上った軍艦』(山本保博監督:07)や『クライマーズ・ハイ』(原田眞人監督:08)の演技で注目され、『踊る大捜査線』シリーズ(THE MOVIE3、THE FINAL)(本広克行監督:10,12)、『それでも花は咲いていく』(前田健監督:11)、『セイジ-陸の魚-』(伊勢谷友介監督:11)、『センチメンタルヤスコ』(堀江慶監督:11)、『外事警察 その男に騙されるな』(堀切園健太郎監督:12)、『悪の教典』(三池崇史監督:12)などに出演。公開待機作に『許されざる者』(李相日監督:13)。ドラマ出演作に「龍馬伝」(10:NHK)、「梅ちゃん先生」(12:NHK)、「てふてふ荘へようこそ」(12:NHK BS)など。

二階堂 智(父・西森正高):1966年3月25日生まれ。東京都出身。富良野塾を卒塾後、舞台やテレビドラマに出演。『ラストサムライ』(エドワード・ズウィック監督:03)で活躍の場を映画に広げ、『バベル』(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督:06)の演技で高い評価を受ける。ほか映画出演作に『ひゃくはち』(森義隆:08)、『同窓会』(サタケミキオ監督:08)、『余命』(生野慈朗監督:08)、『THE LAST MESSAGE 海猿』(羽住英一郎監督:10)、『SP 革命篇』(波多野貴文監督:11)、『恋の罪』(園子温監督:11)、『セイジ-陸の魚-』(伊勢谷友介監督:11)、『種まく旅人~みのりの茶~』(塩屋俊監督:11)など。ドラマ出演作に「開拓者たち」(NHK BS:12)、「ヒトリシズカ」(wowow:12)など。

小林海人(西森千尋):2001年12月11日生まれ。東京都出身。映画出演作に『僕の初恋をキミに捧ぐ』(新城毅彦監督:09)、『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』(豊島圭介監督:10)、『岳-ガク-』(片山修監督:10)、『パラダイス・キス』(新城毅彦監督:11)、『忍たま乱太郎』(三池崇史監督:11)。テレビドラマ出演作に、「渡る世間は鬼ばかり」(11:TBS)、「江 姫たちの戦国」(11:NHK)、「花嫁」(12:TBS)、「尾根のかなたに ~父と息子の日航機墜落事故~」(12:wowow)ほか多数。

監督・脚本:中野量太:1973年7月27日生まれ。京都育ち。大学卒業後「映画監督になる」と飲み屋のトイレに書き残し上京、日本映画学校に入学し3年間映画作りの面白さに浸る。卒業制作の『バンザイ人生まっ赤っ赤。』(00)が日本映画学校今村昌平賞、TAMA NEW WAVEグランプリなどを受賞。日本映画学校卒業後、映画の助監督やテレビのディレクターを経て、6年ぶりに撮った短編映画『ロケットパンチを君に!』(06)が、ひろしま映像展グランプリ、長岡インディーズムービー コンペティション・グランプリ、福井映画祭グランプリ、水戸短篇映画祭準グランプリなどを含む7つの賞に輝く。2008年、文化庁若手映画作家育成プロジェクトに選出され、35ミリフィルムで制作した短編映画『琥珀色のキラキラ』(08)が高い評価を得る。独特の感性と視点で《家族》を描き続けてきた彼が、その集大成ともいえる『チチを撮りに』で劇場公開デビューを飾る。